【あがり症を克服】人前で落ち着いて上手く話せるようになるコツ

トーク術

人前で話すのが苦手とお困りではないでしょうか?

苦手な方は、たとえ少人数だとしても緊張して上手く話せないという悩みを抱えている方も少なくありません。

なるべくなら避けて通りたい道・・しかし、仕事などで避けられないケースがあります。

そんなとき上手く話せるようになるコツがあれば、実践してみたくはありませんか?

 

どちらかといえば筆者も緊張してしまう方ですが、これまでに研修講師として数十人の前で登壇したり、

数百人の前でスピーチをする経験を経て、克服することができました。

今回は、そんな筆者の経験で得た人前で落ち着いて上手く話せるようになるコツを解説します。

 

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第一歩は自分を知ることから

今回の事柄に限らず、自分を知ることは大切なことです。

心理学的にも、自己認識は自身の成長や、問題の解決策につながるとされています。

したがって、「なぜ人前で話すのが苦手なのか」を知ることが第一歩となります。

 

 

人前でうまく話せない原因を考える

では、「なぜ人前で話すのが苦手なのか」を考えてみましょう。

 

「緊張して伝えたいことがうまく話せない」「緊張して頭が真っ白になる」など

ほとんどの人は、「緊張するから」という答えに行き着くのではないかと思います。

では、なぜ緊張してしまうのか? その原因は様々なケースがあります。

 

自信が持てない

「失敗したらどうしよう」「聞き手に共感を得られるか」という不安や、

「失敗しないようにしなければ」「過去の失敗を繰り返してしまわないか」というプレッシャーから、

自信が持てずに緊張してしまうケースです。

不安を解消して自信をつける以外にも、考え方などで意識的に緊張を緩和することも可能です。

 

人に見られることが苦手

「人前に出ることが苦手」「注目されることが苦手」というケースです。

対相手意識が強いがための原因ともいえるケースですが、聞き手との距離感や照明の明るさなどで環境を変えたり、

自分自身に話しかけるように意識することなどで気持ちを楽にする方法があります。

 

経験不足

「人前に出て話したことがない」「人前で話すことに慣れてない」という経験不足のケースです。

経験を積む=場数をこなし慣れることで解消されていくものですが、

たとえ初めての場合でも、その場を想定して何度も練習するなど準備次第で緊張は緩和させることができます。

 

 

緊張することは良くないこと?

緊張しないようにと考えて、余計に緊張してしまうこともあります。

では、緊張さえしなければ上手く話せるのか? こたえは、必ずしもYesではありません。

人前で話す経験が多い筆者も、緊張はします。

 

人は緊張したとき、ノルアドレナリンという物質が分泌されます。

このノルアドレナリンが大量分泌されたとき、交感神経を活発にし血圧の上昇や動悸、手足の震えなどの影響が現れる一方で、

適度に分泌されることでやる気や集中力を高める効果があります。

つまり、適度に緊張することは良いといえます。

 

緊張を和らげる

過度な緊張にある場合は、適度な緊張まで和らげましょう。

その場で実践できる方法として、ストレッチで心と体をほぐしたり、深呼吸をしたり、

水分補給や音楽を聴くことで過度な緊張状態を緩和させることができます。

 

 

人前で上手く話すコツ

その場で緊張を緩和する方法がわかれば、あとは準備や練習で自信をつけ、人前で上手く話すコツを実践しましょう。

 

気持ちの整理をする

他人と比較したり、失敗を考え恐れないことが大切です。

何を基準に失敗と捉えるかにもよりますが、たとえ話しの途中で噛んでしまったとしても

「失礼しました(噛んでしまいましたw)。ということで~」など立ち止まる必要はありません。

聞き手はそこまで気にしませんし、大きなハプニングがあったとしても返って記憶に残るメリットがあったりします。

失敗しても大丈夫、むしろ失敗する前提で、失敗を楽しんでやるくらいの気持ちで臨みましょう。

 

事前準備をする

事前に下調べや、話す内容を準備しておきましょう。

特に、誰に何を伝えるのか目的を明確にしておくことで、聞き手の立場から話しを構成することができます。

台本を作るというのも良いですが、読んで話すと棒読み感が出てしまったり、

行を飛ばして読んでしまったり、文字を読み間違ってしまうなどのリスクも考えられます。

その場合は、話す内容をカテゴリ順に、要点を箇条書きにまとめておくのがおすすめです。

 

深く呼吸をする

呼吸が浅いと、声が小さくなってしまったり、声が震えてしまったり、息が続かないといったことが起こります。

大きく息を吸うことで、声が大きく、堂々とした印象で話すことができます。

また、深く呼吸をすることで気持ちを落ち着かせる効果もあります。

 

目線を向ける方向を決める

全体を見回すように話すのがベストですが、人に見られると緊張してしまうといった場合は、

無理に人の目や表情を見ようとせず、奥の壁のあたりに目線を向けましょう。

そこに自分がいて、その自分を相手に言葉を交わすことで聞き手を意識し過ぎずに話すことができます。

また、その場に仲の良い人がいる場合は、敢えて時々目線を向けると逆に落ち着くこともあります。

 

出だしで空気感をつくる

はじめて出会う人には、「どんな人だろう」など少なからず警戒心があります。

話しの出だしは、自己紹介にプラス一言を付け加えてみましょう。

「〇〇と申します。わたしは食べることが好きで~」など、人柄を知ってもらうことで、

聞き手の警戒心を緩め心理的に距離を縮めることができます。

そして、場の緊張をほぐすことで話し手である自身が話しやすい空気感をつくることができるのです。

自己紹介が苦手という場合、「いや~緊張しますね~w」と正直に打ち明けることでも、場の空気を和らげることができます。

 

投げかけ(質問)を利用する

頭が真っ白になってしまった時、言葉に詰まってしまった時に困るのが無言の間です。

そんな時は焦らず、聞き手に投げかけ(質問)を利用しましょう。

「みなさんは、どう思いますか?」「自分に置き換えて考えてみてください」「ここまでの内容を振り返ってみてください」など、

聞き手に考えさせる時間を与え、自身は次に話す内容の確認・用意をすることができます。

 

シミュレーションを重ねる

事前準備で話す内容が決まり、シチュエーションも決まれば、あとは何度も練習をしましょう。

具体的な情景を頭の中で描いてシミュレーションを重ねることが重要です。

数をこなせばこなすほど、自ずと自信はついてきます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「自分にはできない」という自己否定がさらに悪循環を生むこともあるので、

緊張する原因と向き合い、意識を変え自信をつけることが大切です。

また、緊張すること自体が悪いことではないので、過度な緊張は和らげ適度な緊張で臨んでみましょう。

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