近頃、「仕事がつまらない」と感じていませんか?
これまでサラリーマン生活を送ってきたわたしも、そう感じる時期はありました。
仕事に対してストレスを抱えたままでは毎日が辛く、プライベートにも影響してしまいますよね。まさに負のループ。。
たくさんの情報が溢れる昨今、関連する情報が多く、何が正しくて、何が自分にとって効果的なのか・・・
それは、人それぞれ。
ゆえに、情報の取捨選択も大事な要素のひとつです。
この記事では、仕事でストレスを抱える一人でも多くの方へ解決の糸口になればと思い、筆者の場合どのように解消したのか、
仕事がつまらないと感じる原因と解消術を解説します。
自身で悩んでいる方の自己解決、または部下から相談を受けてお困りの管理職の方へアドバイスの一例として、参考にしてみてください。
「この仕事向いてないかも」と思ったら
正直、わたしも思ったことがあります(というか、何度も思ったw)。
そして、部下との面談でよく聞いたフレーズでもあります。
まず、大前提として以下を心得てください。
「仕事に向いてる・向いてないを決めるのは、自分じゃない、第三者である」
第三者とは、取引先やエンドユーザーなどお客様、または社内の同僚・部下・上司などです。
以下の項目の内、自分の仕事で何かひとつでも思いあたりますか? または、これから何かひとつでもできそうですか?
- 誰かに喜んで貰えているか
- 誰かに必要とされているか
- 誰かの役に立っているか
- 誰かの要望に応えているか
答えがYesなら、少なくとも向いてないと断言することはありません。
もし、思い当たらなくても諦めるのは早いです。
なぜなら、人はネガティブが先行するものだから。
そして、自分では意識していなくても、実は誰かに必要とされていたり、役に立っていることはあります。
つまり、はじめから先入観は持たなくてOK!ということです。
つまらないと感じる原因と対策
つまらないと感じる原因は、大きく分けて3つの原因に分けられます。
実際に、原因別ケースと解消法をみていきましょう。
①対人関係
職場の上司や部下、同僚との人間関係、または取引先や協力会社との人間関係・・など
関係先との人間関係がうまく築けていないことが原因となっているケースです。
人間は十人十色、性格や考えは一人ひとり違うものです。
それ故に、合う合わないがあるものですが、生理的に絶対無理という人を除けば苦にならず良好な人間関係が築けます。
笑顔と挨拶
他人に発した言葉や態度は、自分に返ってくるものです。
例えば近所の人との挨拶で、目を合わせずボソッと「どうも」と言われると、こちらも短い挨拶で終わりませんか?
一方で、笑顔で「どうも~ こんにちは~!」と言われた場合、受け手の印象も良く明るく返して会話が続きやすくなります。
関係がうまくいってない相手程、コミュニケーションがとれていないケースが多いものです。
したがって、自ら愛想良く笑顔で挨拶を心掛けるだけで良好な関係を築く第一歩になります。
気の合う人と仲良くなる
共通の話題がある、趣味が同じ、同じ目標や考え方を持っているなど、気が合う人とはどんどん話しましょう。
ランチや飲み会などは更に距離を縮められるチャンスです。
仲の良い人が多ければ多いほど、場が賑わう・和む・発展していきます。
ただし、相手が上司や取引先の場合は、馴れ馴れしさや、失礼にならないよう注意しましょう。
相手の良いところを見つける
苦手な相手はどんな人ですか? 思い浮かべると、きっと良くないイメージがあると思います。
しかし、どんな人間でも何かしら良いところはあるものです。
よく見たら仕事早いよな~とか、動物には優しいな~とか、正直で嘘はつかないな~とか・・
良いところが発見できると相手のイメージアップにつながり、それまでに比べて苦手な気持ちは収まっているはずです。
どうしても無理な人はなるべく関わらない
色々実践してみたけど、どれだけ頑張っても無理なものは無理!そんな場合は、相手も同じ気持ちであることが多いです。
極力関わらない方が、お互いにとってストレスもかからず良い方向に進むこともあります。
しかし、仕事においては全く関わらずにいれないケースもあるでしょう。
どうしても関わらなければならない時だけ、良い人を演じる、チャットやメールなどで直接顔を見ずに対応するのが無難です。
②仕事内容
仕事量が多い、タスクがマンネリ化している、スキルが足りない、自信が持てない、結果が出せない・・など
日々の仕事内容に不満を抱えていることが原因のケースです。
このケースでは、仕事のやり方や捉え方を変えるだけで、不満が解消される可能性があります。
業務バランスを整理する
複数のタスクを同時に進行させている場合は、全体的に非効率になりがちです。
時間軸で優先順位をつけ、一つひとつ着実に完了させていくことが効率的かつ精度の高い仕事につながります。
チームで仕事をしている場合は、周囲のメンバーと協力して分散することでチームワークも高まるので積極的に連携しましょう。
また、データの生成や集計など自動化できるタスクはシステム化することも効果的です。
好きなことを見つける
仕事が苦手と感じていたり、マンネリ化して単純作業になっている場合は、仕事の中で好きなことを見つけましょう。
どんなに苦手な仕事でも、細かく掘り下げてみると何かひとつは好きになれることがあるはずです。
例えば「電話対応は苦手だけど、資料作成は好き」など、好きなことが仕事としてできるのは素晴らしいことです。
計画と目標を立てる
短期的な計画と目標を立てて、一つひとつ確実にクリアしていていきましょう。
ここでの目標は何でもいいです。ただし、難しすぎず数値目標を取り入れ、いつまでに何をするかを設定しましょう。
例えば「火曜日までに最低5つ情報収集する>水曜日までにグラフ化する>木曜日までに会議資料にまとめる」など
達成感を得ることが自信につながり、中期または長期的な結果を出すことができます。
そして、結果を出すことでやりがいや、自己の成長、周囲からの評価にもなり得ます。
経営理念を思い返す
経営理念は、企業活動をする上で遵守すべき行動指針や方向性が示されています。
きっと社員のほとんどが共感できる内容であり、その共感が帰属意識を高めてくれます。
そして帰属意識が高まることで、組織の取り組みを自分事として捉えることができ、
企業活動を担う一員として、これまで以上に仕事にやりがいや楽しみを見出すことができます。
③労働環境
給与や有休取得等の待遇面や、残業が多い、必要な設備が不足している・・など
労働環境に不満を抱えていることが原因になっているケースです。
働く環境を変えることは難しいと思って諦めていないでしょうか? 正しい方法で行動を起こし改善されることもあります。
そして、跡を濁さず回避することもひとつの方法です。
思い切って上司に相談する
環境を変えるには、決裁権を持っている人に相談するのが最も早い方法です。
もしかすると、現場が見えておらず問題を認識できていなかったということもあります。
その場合は、きっとその上司が改善に働きかけてくれるでしょう。
なお相談の際は、ストレートに不満としてぶちまけると評価に影響する可能性もあるので注意しましょう。
周囲に働きかける
同じ悩みを持つ人と連携して、上司や会社を動かす方法です。
ひとりの意見よりも何人もの意見は影響力は大きく、組織全体の問題意識が高まり様々な改善に動くこともあります。
なお周囲に働きかける際も、クーデターのようになってしまうと評価に影響する可能性があるのであわせて注意しましょう。
異動を願い出る
問題がその部署内に限定されている場合は、異動を願い出ることも一つの手段です。
ただし、仕事内容が変わってしまったり、別の問題が見えてくる可能性もあるので注意が必要です。
なお異動願いの際も、ストレートに不満としてぶちまけると評価に影響する可能性があるのであわせて注意しましょう。
また、異動の際はしっかり引継ぎをして後任者の負担にならないように気を付けてください。
自身で現場を変える
同じ環境で悩む人の助けになりたい、自身が先頭に立って変えていきたいという方向けです。
ただし、環境を変えるにはそれなりの決裁権を持っていないと会社を動かせない場合が多いため、
少し時間がかかるかもしれませんが昇進を目指す必要があるかもしれません。
しかしその分、評価制度を見直したり、ノー残業デーなどを導入したりと、現場目線で様々な改善に取り組めます。
使命感と責任を持って仕事に臨め、部下にも慕われる活気ある職場に近づくでしょう。
それでもだめなら
「何をしても無理だった」という場合は、最終的に転職を考えましょう。
無理に続けようとしても、自分を苦しめるだけ。
そして、誰かのためにもなりません。
ただし、転職はポジティブでなければいけません。
「次の仕事で新しいことにチャレンジする」など、目的をもって転職探しを行いましょう。
自分にとってプラスになる転職じゃなければ、同じことの繰り返しになる可能性もあります。
※失敗しない転職のやり方は、こちらの記事をチェック!
尚、退職は最低でも1か月前に申し出ることが一般的です。
退職時期を決め、会社に伝えるだけでも気持ちは楽になります。
最終日まで、気持ちを落ち着かせて挨拶廻りや引継ぎをしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
向いていない、つならないと感じる原因を掘り下げて考えた上で、解消法を試してみてください。
この記事を読んでいただけた方は、きっと仕事に対して真摯に向き合っている方だと思います。
せっかく働くなら、自分のためになって、評価や成長を感じ、楽しく仕事がしたいですよね。
そしてそれが結果として、誰かの役に立っていたり、誰かに必要とされていたら、きっと今まで以上にやりがいを感じるはずです。