【人気DAWを徹底比較】DAWの選び方とオススメ7選【2022年版】

DTM

DAWは、DTMを始める上でパソコンにインストールする必須のソフトウェアです。

無料で使えるフリーソフトからプロご用達の有料DAWまで、たくさんあって何が良いのか、

それぞれ何が違うのかなど、いざ始めようとしてまず悩むポイントですよね。

今回は、人気DAWを徹底比較!DAWの選び方とオススメ7を紹介します。

 

※情報は2022年1月時点の情報(紹介動画を除く)となります。最新の情報は各更新サイトなどでチェックしてください

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DAWの選び方

プロ・アマ問わず音楽制作が身近になった昨今、多くのメーカーから様々なDAWが発表されています。

今回オススメにも出てくるような有名DAWであれば、作曲や編集の基本的な機能はどれも備わっていますが、

使い方や特性はそれぞれ異なるため、それを基準に自分に合ったDAWを選ぶのがポイントになります!

 

~DAWってなんだ?DTMってなんだ?という方は、以下をチェック!

ジャンルで選ぶ

具体的な選ぶポイントの一つ目は、制作したいジャンルに向いているか

基本的にはどのDAWでも制作できるジャンルに縛りはありませんが、中にはループ素材を組み合わせて制作するなど

HipHopやEDMに向いているDAWもあるので参考にする価値ありです!

 

操作性で選ぶ

二つ目のポイントは、使いやすさや見た目のわかりやすさ

各自が制作のしやすい環境でつくった方が、作業時間も短縮され効率的に音楽をつくることができます。

初心者でもわかりやすくつくられたDAWもあるので、使いやすそうなDAWからチェックするのもあり!

 

サポートで選ぶ

三つ目のポイントは、情報の多さやサポートの充実さ

使い方などでわからないことがあれば、情報をググったり、YouTubeで探したり、サポートを利用したり、

様々解決策はありますが、日本語の情報やサポートがあるか(英語がわかれば問題ない)も結構大事なところ!

 

無償の体験版を活用すべし

自分にとってどのDAWがしっくりくるのか、実際に触れてみることが何よりも一番!

無料DAWはもちろん、最近では有料DAWでもほとんど無償で試せるの体験版があるので、

操作性や、付属音源・エフェクトの質(後にプラグイン購入も可能)をチェックしてみましょう。

その上で、グレードや価格について検討するのがオススメです。

 

購入前の注意点

購入してから使えなかった・・これは一番避けたいところ。。

スペックが要件に満たすか使いたい機能に制限がないかなど、動作環境やグレードには注意が必要です。

購入前には、必ず各メーカーwebで最新情報をチェックするようにしましょう!

 

人気のオススメDAW 7選

ここででてくる人気のオススメDAWは、どれもDTMユーザーの中では知られたDAWで

基本的な機能は備わっているため、それぞれの特徴やオススメポイントを紹介します。

 

Cubase/Steinberg

特徴・注目の機能

Cubaseは日本国内トップクラスのシェアを誇るDAWです。

Steinberg社はドイツの企業ですが、YAMAHAの子会社ということもあり日本語のサポートが充実していること、

かつ日本のユーザーが多いため、情報はググると見つかりやすいので安心して利用できるのが特徴。

 

ピッチ補正「VariAudio 3」(Pro・Artist)でケロ声がつくれる他、

AIでコード進行を提案・ワンクリックでコード入力できる「コードアシスタント – 五度圏」(Pro・Artist・Elements)や、

Cubase11で追加された「スケールアシスタント」(Pro・Artist・Elements)は指定したキーで使用できるスケールを

提案してくれるなど、支援機能が充実した初心者でも使いやすいDAWといえます。

また、VOCALOID Editor for Cubase という別売りのエディターを使用すれば、

ボーカロイドの打ち込みが簡単にできるのでボカロユーザーに人気です。

グレード比較・動作環境・体験版

Cubase Pro 11Cubase Artist 11Cubase Elements 11
グレード
比較
参考価格62,70035,20013,200
MIDI トラック数無制限無制限64
オーディオトラック数無制限無制限48
VST インストゥルメントトラック数無制限無制限24
インストゥルメントのサウンド数3000 以上2600 以上1000 以上
VST オーディオエフェクトプラグイン数796047
VST MIDI エフェクトプラグイン数18180
VariAudio 3
コードアシスタント - 五度圏
コードアシスタント - 近接モード
スケールアシスタント
動作環境OSWindows 10/11 (64bit)
macOS Mojave (10.14) / Catalina (10.15) / Big Sur (11) / Monterey (12)
CPU64bit Intel / AMDマルチコアプロセッサー (i5以上推奨)
メモリ8GB (最低4GB)
ストレージ(空き容量)35GB以上25GB以上

Elements・Proには、30日間無償で試せる体験版があります
➡体験版についてはコチラ(Cubase体験版ページ)

※Elements以外はUSB-eLisencerというUSBドングルが必要で、Proの体験版を利用するにも必要になります。

※Pro・Artist・Elementsの他にも、機材にバンドルしているLE/AIがあります(Elementsより制限あり)。

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの比較ページをチェックしてください

 

Studio One/PreSonus

特徴・注目の機能

Studio Oneは、元Cubase開発者がつくった急速にシェアを伸ばしているDAWです。

使いやすさと音質に定評がある他、Cubaseと同クラスの機能がありながらも、動作が軽いのが特徴。

 

ピッチ補正「Melodyne Essential」(Professional) でケロ声がつくれる他、

Studio One 5では、ライブパフォーマンスに便利な「ショー・ページ」(Professional)が追加されるなど機能追加も多い。

また、「プロジェクト・ページ」(Professional)では、制作するソング・ページとリンクされ変更が自動反映したり、

CD制作時の情報登録やDDPの書き出しが簡単にできるなど、他のDAWにはないマスタリング機能を搭載しているため、

制作からミックス・マスタリングまで一貫して進めたいユーザーに人気です。

グレード比較・動作環境・体験版

ProfessionalArtistPrime
グレード
比較
参考価格42,80010,600無料
MIDI トラック数無制限無制限無制限
オーディオトラック数無制限無制限無制限
バーチャル・インストゥルメントの収録55Presence XTのみ
MelodyneEssential収録体験版
プロジェクト・ページ (ミックスの自動更新、DDPインポート/エクスポート、Red BookCD書き出し、デジタル・リリースを搭載したインテリジェントなマスタリング・スイート)
ショー・ページ
動作環境OSWindows 10/11 (64bit)
macOS 10.13以降 (macOS Monterey対応)
CPUIntel Core i3以上 / AMD A10プロセッサー以上 / M1
メモリ4GB (8GB以上推奨)
ストレージ(空き容量)40GB

無償版Primeの他、Professionalの機能やエフェクトのほとんどを30日間体験できるデモ版があります
➡デモ版についてはコチラ(Studio One購入ページ下部)

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの比較ページをチェックしてください

 

FL Studio/Image-Line

特徴・注目の機能

FL Studioは、HipHopやEDMなどに向いた定番ともいえるDAWです。

海外の有名ビートメイカーやプロデユーサーが使用している他、シンプルで直感的にもわかりやすい操作性が特徴。

 

比較的安価であることに加え、一般的にはメジャーバージョンが上がるようなアップデートは課金するDAWが多い中、

FL Studioは「ライフタイムアップデート」といって一度購入すれば永久的に無料アップデートが受けられコスパが高い。

直接マイクで録音する「オーディオ録音」(Signature・Producer)は、Fruityでは利用できないものの、

リズムを簡単に打ち込める「ステップシーケンサー」(Signature・Producer・Fruity)は全グレードに搭載。

スクラッチ効果などの「GrossBeat」(Signature)や、ピッチ補正「NewTone」(Signature)など、

プラグインの人気も高い他、付属音源の完成度も高く、MIDIの打ち込みメインで制作するユーザーに人気です。

グレード比較・動作環境・体験版

FL Studio 20 SignatureFL Studio 20 ProducerFL Studio 20 Fruity
グレード
比較
参考価格37,40028,60017,600
ステップシーケンサー
オーディオクリップ
オーディオ録音
Gross Beat
NewTone
動作環境OSWindows 10/11 (64bit)
macOS 10.13.6 High Sierra 以降
CPU Intel / AMD / M1 (ARMベースのCPUとの互換性なし)
メモリ4GB以上
ストレージ(空き容量)4GB

Producer+All Plugin同等で試用期限が無いかわり、保存後の読み込みができないなど制限があるFree Trial版があります。
➡Free Trial版はコチラ(FL Studio Free Trial版ページ)

※最新の情報及びその他の情報は、販売店サイトの比較ページをチェックしてください

 

Live/Ableton

特徴・注目の機能

Liveは、その名の通りライブパフォーマンスなどで使用されることも多い海外でトップクラスのシェアを誇るDAWです。

ループ主体の音楽に向き、多くのEDMプロデューサー・ミュージシャンが使用するなど制作とライブに最適なのが特徴。

 

様々な操作ができるAbleton Pushをはじめ、NovationやAKAIなど数多くのMIDIコントローラーに対応し、

リアルタイムでループを組み合わせて即興で構築できる「セッションビュー」(Suite・Standard・Intro)の他、

Live 11では、複数のトラックをつなぎ合わせて同時に編集などができる「トラックの連結編集」(Suite・Standard)や、

テンポをリアルタイムで検出し自動調節する「テンポ追従」(Suite・Standard・Intro)機能が追加されたことで

変化に富んだバンドなどの生音演奏にも柔軟に追随できるなど、 直感的な制作やライブパフォーマンスを得意とするDAW。

付属音源やエフェクトも充実しており、ループを主体とした制作・ライブで使用したいユーザーに人気です。

グレード比較・動作環境・体験版

Live 11 SuiteLive 11 StandardLive 11 Intro
グレード
比較
参考価格80,80048,80010,800
MIDI トラック数無制限無制限16
オーディオトラック数無制限無制限16
インストゥルメント1764
音源/素材5000+1800+1500+
オーディオエフェクト593621
MIDIエフェクト15138
セッションビュー
トラックの連結編集
テンポ追従
動作環境OSWindows 10 (64bit)
macOS 10.13以降
CPUIntel Core i5 / AMDマルチコアプロセッサー
メモリ8GB
ストレージ(空き容量)3GB(8GB推奨)
サウンドコンテンツのインストールに最大76GB

Suiteの全機能を使用できる90日間の無償体験版があります
➡無償体験版はコチラ(Live無償体験版ページ)

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの比較ページをチェックしてください

 

Logic Pro/Apple

特徴・注目の機能

Logic Proは、Appleが開発しているMac専用DAWで国内外問わずMacユーザーの定番です。

付属音源やエフェクト・ループ素材などがとにかく充実して、それだけでも本格的に制作できるのが特徴。

 

リアルタイムにアレンジを試せる「Live Loops」や、リズムを簡単に打ち込める「ステップシーケンサー」など

他のDAW上位グレードと同等の機能を持ちながらも安価なことから、コスパに優れた人気のDAW。

iPhoneなどでもお馴染みの無料アプリGarageBandは、Logic Proを簡易的にしたようなつくりになっているため、

GarageBandを使ったことがあると使いやすく感じる人が多い他、

iPadとiPhoneからセッションコントロールできる「Logic Remote」など、Apple製品愛用のユーザーに人気です。

動作環境・体験版

※Logic Proのグレード展開はありません

Logic Pro
参考価格24,000
OSmacOS 11以降
CPU情報なし
メモリ情報なし
ストレージ(空き容量)6GB
サウンドライブラリ全体のインストールには72GB

最新バージョンを90日間無料で試せるフリートライアル版があります
➡フリートライアル版はコチラ(Logic Pro フリートライアル版ページ)

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの概要ページをチェックしてください

 

Pro Tools/Avid

特徴・注目の機能

Pro Toolsは、プロのレコーディングスタジオで定番となっている業界標準のDAWです。

プロ用DAWのため、音質が良くオーディオの録音や編集にはダントツに優れているのが特徴。

 

MIDIの打ち込みよりも生楽器のレコーディングに向いたDAWで、永続ライセンス版とサブスク版があります。

業界標準のため、自宅とスタジオ間でファイルを持ち込んで作業ができるなど利便性が高く、

「Pro Tools|Carbon」(Pro Tools・Pro Tools | Ultimate)や、「Pro Tools | MTRX Studio」(Pro Tools | Ultimate)などの

オーディオ・インターフェースに対応した、プロのエンジニアを目指すユーザー向けDAWです。

グレード比較・動作環境・体験版

Pro Tools | UltimatePro Tools
グレード
比較
参考価格(サブスク版)9,450/月から3,500/月から
MIDIトラック1,0241,024
オーディオ・トラック2,048 (モノ/ステレオ/サラウンド)256 (モノ/ステレオ)
インストゥルメント・トラック512512
フィールド・レコーダー・ワークフロー
サラウンド・ミキシング
Pro Tools | Carbon対応
Pro Tools | MTRX Studio対応
動作環境OSWindows 10 (64bit)
macOS 10.14.6 (Mojave) / 10.15.7 (Catalina) / 11.6 (Big Sur)
CPUIntel Core i9 / i7 (Mac) / Xeon / M1Intel Core i5 / M1
メモリ16GB (32GB以上推奨)
ストレージ(空き容量)15GB

Pro Tools・Pro Tools | Ultimateそれぞれ、30日間の無償トライアル版があります
➡Pro Tools無償トライアル版はコチラ(Pro Tools無償トライアル版ページ)
➡Pro Tools | Ultimate無償トライアル版はコチラ(Pro Tools | Ultimate無償トライアル版ページ)

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの比較ページをチェックしてください

 

Cakewalk by Bandlab/BandLab Technologies

特徴・注目の機能

Cakewalk By Bandlabは、Windows専用(Mac非対応)の完全無料DAWです。

無料DAWとはいえ、機能面では有料DAWと大差なく使えるのが特徴。

 

元々は「SONAR」という名で知られた有料DAWでしたが、開発元の買収や生産終了などを経て、

シンガポールのBandLab Technologyから無料DAWとしてリリースされた経緯があります。

SONARの後継として、シリーズ最上位グレードと同等の機能が搭載され定期的にアップデートもされていますが、

SONAR時代より付属音源やエフェクトが減っている他、無料なのでサポートや今後もずっと無料なのかは(?)

スマホアプリでも利用でき(iPhoneも利用可)、お金をかけずに音楽制作をしたいユーザーに人気です。

動作環境

※Cakewalk By Bandlabのグレード展開はありません

Cakewalk By Bandlab
参考価格無料
OSWindows 8.1以降 (64bit)
CPUIntelマルチコア / AMD CPU
メモリ8GB
ストレージ(空き容量)3GB以上

※最新の情報及びその他の情報は、公式サイトの概要ページをチェックしてください

 

 

人気DAW比較表

ここまで紹介してきたDAWを比較できる簡単な表を作成したので参考にしてみてください。

特徴ジャンルグレード参考価格体験版各機能
Cubase国内シェアトップ
サポートが充実
ボカロユーザーに人気
オールジャンルCubase Pro 1162,700近接コードアシスタントが使える
Cubase Artist 1135,200基本的な機能が備わっている
Cubase Elements 1113,200トラック数に制限がある
Studio One使いやすく動作が軽い
マスタリングに優れてる
オールジャンルStudio One 5 Professional42,800優れたマスタリング機能が使える
Studio One 5 Artist10,600基本的な機能が備わっている
Studio One 5 Prime無料付属音源が少ない
FL Studioシンプルな操作性
アップデートが永久無料
HipHop
EDM系
FL Studio 20 Signature37,400人気プラグインが使える
FL Studio 20 Producer28,600基本的な機能が備わっている
FL Studio 20 Fruity17,600オーディオ編集に対応していない
Live海外シェアトップクラス
ライブ利用にも最適
テクノ
EDM系
Live 11 Suite80,800音源/素材が充実している
Live 11 Standard48,800基本的な機能が備わっている
Live 11 Intro10,800トラック数が少ない
Logic ProMac専用
付属音源などが充実
オールジャンルLogic Pro24,000他DAW上位グレード同等
ながら安価
Pro Tools音楽業界標準・プロ定番
録音・編集に優れている
オールジャンル
(生音録音)
Pro Tools | Ultimate9,450/月プロスタジオ仕様
Pro Tools3,500/月宅録・編集であれば十分
Cakewalk by BandlabWindows専用
無料なのに高性能
オールジャンルCakewalk by BandLab無料元SONAR上位グレード同等
付属音源などは減った

※最新の情報及びその他の情報は、各公式サイトでチェックしてください

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介したような有名DAWであれば、音楽制作するにあたって基本的な作曲・編集機能は

どのDAWでも備わっていますが、特徴や使い方などはそれぞれなので、

無料版や無償体験版などを活用して、自分に合ったDAWを選ぶのがオススメです!

 

また、学生や教職員向けのアカデミック版や、対象ソフトから乗り換えるクロスグレード版など、

通常よりも低価格で入手できる場合もあるため、各公式サイトは必ずチェックするようにしましょう。

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